名前も思い出せない記憶を追いかけてVJアプリを作った。あれはMilkDropだった。

忘れていたWinampのビジュアライゼーションを追いかけて、ブラウザベースのVJアプリVJamを作った話。MilkDropは死んでいなかった。進化していた。

🎛️ 名前も思い出せない記憶を追いかけてVJアプリを作った。あれはMilkDropだった。

🌙 記憶

友達の部屋だった。深夜。音楽が鳴ってた。

パソコンの画面で何かが動いてた。色が変わって、形が変わって、音に合わせて呼吸してた。

何時間も見てた。あれが何だったか、名前なんか覚えてない。ただ見てた。

💭 忘れた

大人になった。仕事した。あの画面のことは忘れてた。

でも体のどこかが覚えてた。

🔧 作った

VJアプリを作った。なんでかはよくわからない。

p5.jsでビジュアルを書いた。音に反応するやつ。3Dのやつ。幾何学模様のやつ。パーティクルが飛ぶやつ。全部自分で書いた。

ビデオスクラッチも作った。実際のミュージックビデオを指でスクラッチできる。前にも後ろにも。DJがレコードを触るみたいに。これは最初から作りたかった。

レイヤー、ブレンド、フィルター。全部作った。ブラウザで動く。タッチで操作する。完成した。

🥛 MilkDrop

知り合いに見せた。「MilkDropって知ってる?」って言われた。

知らなかった。見せてもらった。きれいだった。Butterchurnっていうので、ブラウザでも動くらしい。

入れてみた。945プリセット。全部音に反応する。自分で書いたやつと合わせて1,300種超になった。「へー、いいじゃん」と思った。

それだけ。この時はそれだけだった。

⚡ 繋がった

最近のことだ。

誰かが「Winamp」って言った。あのメディアプレーヤー。昔使ってた。あの変な黄色いやつ。

MilkDropはWinampのプラグインだったらしい。

待ってくれ。

Winampは使ってた。あの画面も見てた。深夜に友達の部屋で見てたあれ。あれがMilkDropだった。

俺はもう自分のアプリに入れてた。自分が昔見てたものを、名前も知らないまま、もう組み込んでた。

なんだそれ。

📻 Winampの話

  • 1997年 — 生まれた
  • 1999年 — AOLに8000万ドルで買われた
  • 2013年 — 殺された
  • 2014年 — ベルギーの会社に買われた
  • 2024年 — ソースコードが公開された。1ヶ月で消された

会社は自分が持ってるものの価値がわかってなかった。

🔥 でもMilkDropは死ななかった

コミュニティが生かした。

  • MilkDrop 3.0 — コミュニティが作った。Winampなしで動く
  • projectM — オープンソースで作り直された
  • Butterchurn — ブラウザでMilkDropを動かすやつ。MITライセンス

Butterchurnがなかったら、俺のアプリに入ってなかった。俺の記憶と繋がることもなかった。

🎧 VJam

自分で書いた378のビジュアル。MilkDropの945。合計1,300種超。全部音に反応する。全部ブラウザで動く。全部タッチで操作する。

ビデオスクラッチ。レイヤー。ブレンド。フィルター。プロジェクター出力。

MilkDropは見るものだった。VJamは演奏するものだ。

🌃 最後に

深夜2時に酔っ払って見つめてたあれ。名前も知らなかったあれ。もう自分のアプリの中にあった。気づいてなかっただけだった。

無料で使える。ブラウザを開くだけでいい。

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📖 関連記事: Resolume の代替ソフト7選 — 無料で使えるブラウザVJアプリ VJam が最強だった — VJam を他のVJソフトと比較した記事。

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